金澤表参道のすぐそばのお寺で生まれ育った山田のりこさん。
現在30代半ばのヤマダさんが、小さいころ、
商店街のまんなかあたり、東別院の向かいあたりに、
ラ・セーヌというパン屋さんがありました。
とくに好きだったのは食パンと豆パン。
ヤマダさんのお兄さんの同級生Hさんのお母さんが
ラ・セーヌで働いていらして、その方が食パンをスライサーで
シャーシャーと切るのを見るのがとても好きだったそうです。
そのスライサーにも憧れて、
「将来はパン屋さんになりたいなあ」と思っていたヤマダさんの
いまの職業はなんとパン屋さん!
某デパートの中のパン屋さんにつとめてもう13年以上。
通勤には毎日のようにこの商店街を抜けていきます。
蛇足ながらこれを書いている私の思い出にあるのは、
長方形のぶどうパン。スライサーのこともよくおぼえています。
きっと子どもゴコロにぐっとくる機械なんでしょうねえ。
(パン屋さんになりたいと思ったことはないのですが…)。
できることならば、いつかぜひ、
この商店街でパン屋さんを開いてほしいな
とおもうのですが、ヤマダさん、どうでしょう?